犬の無駄吠えの理由は?対策を徹底解説
愛犬の「吠え」は飼い主様を悩ませる行動のうちの一つです。
- ご近所さんが迷惑に思っていないかな…
- 夜に吠えて眠れない…
- すれ違う人に吠えるのをやめてほしい…
わんちゃんはなぜ吠えてしまうのでしょうか?
「無駄吠え」と良く言われますが無駄なものはありません。
そこには必ず理由があります。
今回は、
- なぜわんちゃんは吠えてしまうのか?5つの原因
- 吠え癖をなおすには?対策方法を解説
についてご紹介します。
吠える原因を理解してわんちゃんの気持ちに寄り添っていきましょう。
犬はなぜ吠えてしまうのか?5つの原因
わんちゃんにとって吠えるということは人でいうと「話す」行動です。
今、何を思っているのか。
コミュニケーションを取ろうとしています。
どのようなときに吠えることで気持ちを伝えようとしているのでしょうか。
要求したいことがある
- 食事中に吠える
- ケージに入れると吠える
- 散歩をしたい etc...
何か伝えたいことがあるときにコミュニケーションのため吠えています。
吠えたらおやつをもらえた、遊んでもらえたなどの経験から「吠えることで何かしてもらえる」と思い込み、クセになっています。
警戒している
- インターホンが鳴ると吠える
- 散歩中に吠える
- 窓の外に向かって吠える etc...
わんちゃんにとって自分の縄張りを守ることは重要な意味をもちます。
自分の縄張りに家族以外の人が来ることを警戒することは当然のこと。
そして、配達員さんは仕事を終えるとすぐ帰ります。
それを「吠えたから逃げたぞ!」と勘違いしているかも。
その達成感から吠え続けている可能性があります。
不安がある
- 留守番中に吠える
- 外出するときに吠える
- 居心地が悪い etc...
ひどい場合だと、モノを壊したりと問題行動を起こすことも…
分離不安の疑いがあります。
伝えたい感情がある
- 寂しい
- 飼い主が帰ってきて興奮している
- 尻尾をふりながら吠える etc...
わんちゃんは自分に注目してもらいたい、かまってほしいと思う気持ちが強いです。
寂しそうにしていたり、帰ってくると駆けつけてくると可愛くて撫でてしまいますよね。
飼い主様が嬉しそうにしているとわんちゃんも余計に興奮して吠えてしまいます。
ストレスを感じている
- 体調が良くない
- 運動不足
- 引っ越し etc...
いつもと吠えるタイミングや吠え方が違う場合はストレスを感じていたり、体調が良くない可能性が。
他にも食欲がないなどの不安要素がないか気にかけましょう。
犬が吠えないようにするためには?
基本的にわんちゃんにとっては吠えることは問題行動ではありません。
頭ごなしに「吠えるな!」「静かにしなさい!」としつけすることは間違っています。
原因に応じてどうすれば解決するのか考えていきましょう。
要求に応じない
可愛く催促されるとついつい応えてあげたくなりますよね。
しかし、それに応えてしまうと要求吠えはエスカレートしていきます。
無視して要求に応えないようにし、諦めさせるようにしましょう。
愛犬に構わない時間を作ることも必要です。
しかし、この方法は根負けしてしまう飼い主様も多いでしょう。
その場合は、「お座り」など合図を出し
「吠える」 = 「要求を聞いてくる」
ではなく、
「飼い主様の要求を聞いた」 = 「ご褒美が貰えた」
と認識してもらえるようにしましょう。
吠えない環境を作る
- カーテンを閉めて通行人が見えないようにする
- 「ハウス」を覚えさせて落ち着く場所に誘導する
- 散歩のコースを変更する etc...
できる限り意識をそらすようにします。
吠えている間はなだめるのではなく吠えることをやめてから褒めてあげましょう。
吠える原因の機会を減らし、吠える習慣をつけさせないようにします。
社会に慣れさせる
わんちゃんが知らない人に吠える理由は慣れていないから。
生後3~14週間に体験したことは順応しやすい傾向があるため小さい頃から散歩をしたり刺激に慣れさせることで大人になってからも吠えることを減らすことができます。
成犬になっている場合は、おやつと合わせると良いでしょう。
はじめ出会う人に愛犬におやつを与えてもらう。
そうすることで自分の慣れていないことに対してご褒美を紐づけることができ克服ができることがあります。
まとめ
わんちゃんと人とでは「会話」の方法が異なります。
人が理解できないだけで問題がある行動と解釈することは良くありません。
わんちゃんにとって無駄吠えというものはありません。
飼い主様に向けたメッセージです。
その意味を理解し、愛犬との生活をより良いものにしていきましょう。