犬の涙やけの原因は?対処方法やケアについて徹底解説
愛犬の「涙やけ」に悩んでいる飼い主様も多いはず。
目の周りが変色してしまうとせっかくのかわいいお顔が少し残念に…
「涙がついて変色しているだけでしょ?大丈夫だよ。」
と軽く考えている飼い主様もいるはずです。
しかし、涙やけをそのままにしておくと悪化して皮膚の炎症や病気の原因になる可能性が…
そこで今回は涙やけの原因や対処方法、予防方法についてご紹介します。
今は問題なくても今後しっかりケアをしていないとあなたの愛犬も涙やけができる可能性が。
しっかりと自宅でできるケアを欠かさず予防していきましょう。
そもそも涙やけとは?
涙やけは目から溢れた涙によって目の周りの毛が変色している状態のこと。
涙は眼球を守ってくれる大切な役割があり、常に眼球の表面を覆っています。
通常、涙は鼻に流す管を通り排出されるので目から溢れることはありません。
過剰に分泌されてしまう、鼻にうまく排出されないことにより涙が目から流れることに。
その涙が毛に付着し、細菌が繁殖したり、酸化したりすることで涙やけができてしまいます。
涙やけができる4つの原因
涙がうまく処理できていない結果、涙やけが起こってしまうことが理解できたかと思います。
ではなぜ、そのようなことになってしまうのか。
- 鼻涙管のトラブル
- 目への刺激
- アレルギー
- 目や鼻の病気
愛犬に思い当たる項目がないか確認してみましょう。
鼻涙管のトラブル
- 成長途中で発達していない
- 生まれつき細い
- 形が異なる
- 老廃物が詰まっている etc...
上の3つは飼い主様では対応が厳しいですが老廃物については対策をしていきましょう。
食べさせているフードが添加物が多いと消化不良を起こし老廃物が溜まってしまうことが。
- 体臭、口臭は強くないか
- おしっこの色が濃かったり、匂いがキツくないか
- 目ヤニはないか etc...
老廃物が溜まっているサインはないか確認していきましょう。
目への刺激
ゴミやホコリ
目にゴミやホコリが入ることで涙の量が増加。
鼻涙管が正常に機能していても鼻からの排出が追いつかず、目から涙が溢れてしまいます。
わんちゃんの片目だけに涙やけが見られる場合は外部からの刺激が原因の可能性が高いでしょう。
まつ毛・長い毛
まつ毛がまぶたの裏側にできたり、目に向かって生えたりするわんちゃんもいます。
まつ毛や毛の長いことが原因で目を傷つけてしまい涙が溢れている可能性が。
アレルギー
人にアレルギーがあるようにわんちゃんにもあります。
- 食べ物
- 花粉
- ハウスダスト etc...
アレルギー反応が目の周りで起こることで炎症し、涙が溢れてしまいます。
特定の場所、季節などで皮膚のかゆみや赤み、脱毛などアレルギー反応が出ていないか確認しましょう。
目や鼻の病気
- 結膜炎
- 角膜炎
- 鼻炎 etc...
病気が原因で涙やけを引き起こすケースも。
手で目をこする仕草が増えていないかチェックしていきましょう。
もう悩まない!涙やけの対処法や予防法は?
ここまでで涙やけになる原因が理解できたかと思います。
次に、その対策や予防方法について説明していきます。
- ドッグフードを変更する
- 涙をこまめに拭き取る
- 目の周りの毛をお手入れする
- デトックス
- 動物病院で診察をする
ドッグフードを変更する
ドッグフードの種類はさまざま。
飼い主様にとってはどれが愛犬に良いのか?
判断に苦労しますよね…
その結果、安い商品を購入している飼い主様もいるでしょう。
安い商品には安いなりの理由がある可能性が高いです。
- 不必要な添加物が含まれている
- 栄養バランスが悪い
- 食材の質が悪い etc...
ドッグフードを変更すると涙やけが改善することも。
しっかりと原材料を確認しましょう。
涙をこまめに拭き取る
溢れた涙をそのままにしておくことで毛が変色していきます。
コットンやガーゼを使って拭き取ってあげましょう。
そのとき、強く擦ったり引っ張らないように気をつけましょう。
しかし、これだけでは根本的な原因の解決にはなりません。
「涙を拭き取ったから大丈夫!」と考えないようにしましょう。
目の周りの毛のお手入れをする
顔周りの毛が長いわんちゃんはカットしないと目に毛が入ってしまいます。
定期的にトリミングを行い、シャンプーをして清潔な状態を保ちましょう。
デトックスで体内を綺麗に
水分を多めに与える
体内の水分は老廃物を排出するのに欠かせません。
水分をとらないとおしっこがうまく排泄されず、老廃物が蓄積されていきます。
また、水分不足は他の病気の原因にもなるので要注意。
運動不足を解消する
運動量が不足すると代謝が悪くなり、老廃物が溜まります。
適度な運動をすることはストレス解消にもつながります。
動物病院で診察をする
ここまでの対策をしても改善されない場合は動物病院に行きましょう。
ただの涙やけだと思っていたら病気という可能性も。
正確な状況を把握し、解決するようケアしていきましょう。
まとめ
涙やけになる原因は様々ですが、必ず理由はあります。
その理由はわんちゃんにとっては良くないもの。
「毛が変色しているだけで問題ないでしょ?」
と軽視してはいけません。
わんちゃんのサインを見逃さないようにしていきましょう。