【知らないと危険】犬が食べてはいけない食べ物とは?
こんにちは。toutoucocoの駒田です。
わんちゃんには口にしてはいけないものがあることをご存知でしょうか?
- おやつやご褒美に食べさせたい!
- 美味しいものを共有したい!
- 欲しがっていたからあげちゃった etc...
わんちゃんが可愛くてついつい自分が食べているものをあげてしまう人もいるのではないでしょうか。
私にもその経験があるのですごく気持ちがわかります(笑)
しかし、その食べ物は本当に安全なのでしょうか?
人間にとっては美味しい食べ物でも、わんちゃんにとっては危険な状態にしてしまう可能性が...
中には食べてしまうと亡くなってしまう食べ物もあります。
長く健康でいてもらうためにも飼い主様がしっかりと知識をつけていきましょう。
わんちゃんが口にしてはいけないもの
今回紹介するものはほとんどのわんちゃんに該当する危険な食べ物です。
そして、飼い主様が当たり前のように口にしているもの。
なぜ食べてはいけないのか、食べてしまうとどうなるのか。
「少しだから大丈夫!」と軽視しないようにしましょう。
チョコレート
チョコレートに含まれる「テオブロミン」が原因。
摂取した量により中毒症状の重症度は変わってくるのですが1-12時間以内に症状が出ることがほとんどです。
どんな症状が出る?
初期症状としては、
- 嘔吐
- 下痢
- おもらし
- 脱水症状 etc...
症状が進行することで、
- 痙攣
- 昏睡
- 筋肉の硬直 etc...
最悪の場合は「死亡」する可能性があります。
目安
市販のチョコレートには1gあたり2mgのテオブロミンが含まれています。
致死量は体重1kgあたり100-200mg。
致死量ではなくとも約20mg摂取することで症状が出てきます。
ネギ類
代表例は「玉ねぎ」です。
ネギ類に含まれる「有機チオ硫酸化合物」が原因。
1日以内に中毒症状が出るケースがほとんどですが数日かかることもあります。
どんな症状が出る?
- 貧血
- 血尿
- 下痢
- 嘔吐 etc...
この物質が吸収されることで赤血球が壊され様々な影響を及ぼします。
目安
体重の0.5%以上。
または、体重1kgあたり約20gを摂取することで中毒症状が。
アルコール
わんちゃんにはアルコールを分解する機能が備わっていません。
摂取後、30分-1時間ほどで症状が現れてくるでしょう。
どんな症状が出る?
- フラフラする
- ぼんやりする
- ぐったりする
- 食欲がない
- 嘔吐
- 意識が朦朧とする etc...
目安
体重の1kgあたり5-6mlでかなり危険な状態に。
- ビール(アルコール度数5%):約110ml
- ワイン(アルコール度数10%):約50ml
- ウイスキー(アルコール度数40%):約14ml
コーヒー
コーヒーに含まれる「カフェイン」が原因。
カフェインはコーヒーだけでなく、
- 紅茶
- 緑茶
- 栄養ドリンク etc...
多くの飲料に含まれているので注意をしましょう。
どんな症状が出る?
- 嘔吐
- 下痢
- 痙攣
- 呼吸不全 etc...
目安
体重1kgあたり約150mg摂取すると危険です。
軽度の症状だと約20mgほどで起こる可能性もあります。
製品100gあたりに含まれるカフェインの量は、
- インスタントコーヒー:約60mg
- 紅茶:約30mg
- エナジードリンク:約30-40mg
- 栄養ドリンク:約30-50mg
ぶどう
実は原因がわかっていないんです。
「うちの子は食べても問題がなかった。」
という意見もありますが、
多くの症状が報告されているため大切な家族を危険に晒す必要はないでしょう。
どんな症状が出る?
- 嘔吐
- 食欲不振
- 下痢
- 急性腎不全 etc...
目安
体重1kgあたり4-30g。
ぶどうは、種無しぶどうであれば1粒あたり約2gとなります。
わんちゃんが危険な食べ物を食べてしまった時の対処法は?
ここまで読んでいただけた飼い主様であればあえて危険な食べ物を食べさせるということはしないでしょう。
しかし、どれだけ気をつけていてもわんちゃんが目を盗んで食べてしまう可能性はあります。
そんな時はどうするのが良いでしょうか?
「食べたばかり!無理矢理にでも吐かせよう!」
↑こんなことをしようとしてはいけません。
正しい知識がない状態で無理に吐かせることはさらに危険な状態にすることになる可能性があります。
絶対にやめましょう。
「大丈夫でしょ?自然治癒で問題なし。」
このように考えることもやめましょう。
あなたが辛い状態のときに大切な家族から放置されたらどう思いますか?
「こんなに辛いのにどうして何もしてくれないの?」
と思うこともあるでしょう。
最悪の場合、関係が壊れる可能性も。
わんちゃんも大切な家族です。
時間が経つと症状が悪化して取り返しのつかないことに…
このようなことがないよう早急に病院に行きましょう。
そのとき、
- 食べてしまったものは何か?
- いつごろ食べたのか?
- 症状は出ているか?
このあたりはメモしておいて獣医さんに伝えましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
わんちゃんが食べてはいけないものはそこまで多いというわけではありません。
紹介した食べ物以外にもわんちゃんによっては危険な食べ物はある可能性があります。
わんちゃんのことをもっと理解して体調に気をつけていきましょう。
では。