【愛犬家必見!】犬のヒゲの役割は?切ってはいけない理由
「猫にとってヒゲは重要なもの」
ということをご存知の人は多いでしょう。
では、わんちゃんはどうでしょうか?
トリミングに行ったときに整えるためにカットする人もいるはず。
しかし、本当はカットしない方が良いわんちゃんもいるんです。
今回はそんなわんちゃんのヒゲについてご紹介します。
- ヒゲの仕組み
- 重要な3つの役割
- カットするときの注意点
わんちゃんにとってヒゲはどういう意味を持つのか理解していきましょう。
犬のヒゲの仕組み
ヒゲは「触毛」と言われる太くて硬い特殊な体毛で、血液の袋の中に浮いたような構造をしています。
根元には神経がある
ヒゲには神経が集中しています。
刺激をキャッチして脳に伝達することができます。
筋肉に繋がっている
ヒゲは筋肉にも繋がっています。
わんちゃんは自分のヒゲを自由に動かすことができます。
わんちゃんは視覚があまり良くありません。
そのため、手探りをするようにヒゲを動かし危険なものがないか判断したりします。
指紋のようなもの
ヒゲの生え方には個体差があります。
そのため、人でいうところの指紋のようなものとなります。
定期的に生え変わる
1年に2回程度の頻度で生え変わります。
自然と抜け落ちるため痛みを感じることはありません。
しかし、一気に抜け落ちた場合は病気の可能性があります。
動物病院に相談しにいきましょう。
犬のヒゲの重要な3つの役割
センサーの役割がある
先ほどお伝えしたようにヒゲの根元には神経が集中しています。
そのため、非常に敏感で些細な刺激でも察知することができる。
まずはヒゲを動かし感触を確かめようとします。
わんちゃんは視力が良くないのでヒゲの感覚を判断材料にしています。
感情を表している
- 興奮、緊張しているときは前向き
- リラックスしているときは下向き
ヒゲを動かすことで感情を伝えようとしています。
愛犬が何を思っているか。
ヒゲを見ることで判断することができます。
今、あなたの愛犬はどういう感情でしょうか?
確認してみましょう。
平衡感覚を保つ
ヒゲによって平衡感覚を保っています。
そのため、切ってしまったりすると障害物にぶつかったりすることも。
犬のヒゲはカットしても大丈夫?
「長いヒゲがあると可愛くない…」
見た目を整えるためにヒゲをカットしたいと思う飼い主様も多いでしょう。
わんちゃんは適応能力があり、視覚や嗅覚で機能をカバーすることができます。
そのため、ヒゲがなくても通常通りの生活を送ることができるでしょう。
カットしても問題はありません。
カットするときに気をつけることは、引き抜いたり、根元からカットするのは良くありません。
髭剃りなどは論外です。
口の近くを触ろうとすると嫌がるそぶりをするわんちゃんを見たことがあるでしょう。
わんちゃんにとって口元は非常に敏感な部位です。
その敏感な部位の皮膚や神経を傷つけないように気をつけましょう。
とはいえ前述した通り、ヒゲにも役割があるので無闇にヒゲを切るという選択をする必要なありません。
シニア犬はカットしない
ヒゲを切ったとしても他の機能でカバーすることができるとお伝えしました。
しかし、シニア犬は視覚や嗅覚が衰えていることが。
ヒゲの機能をカバーしたくてもできない可能性があります。
そのためヒゲを切ってしまうと、
- モノにぶつかる
- 段差につまずく
危険な可能性があります。
シニア犬の場合はカットせずとも抜けていたり、短くなっていたり、細くなっていたり…
ただでさえ情報をキャッチしずらくなっています。
カットせずにそのままにしておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
わんちゃんにとってはヒゲは感覚器官としての大切な一部です。
愛犬の状態によってはカットせずにそのままにしておく必要があることを忘れない。
愛犬のことをしっかりと理解し、適切な判断ができるように心がけていきましょう。